暑さと優しさ

息子がお腹にいるときから通っている近所のビストロが6周年を迎えた。

今年もお祝いの立食パーティーに参加。食事は安定の美味しさだったのだけど、ひとつ問題があった。

暑い。

古民家だからなのか、クーラーが外の熱気に負けている。こめかみをつたう汗が止まらない。

2時間ほど滞在し、最後にくじ引きができまーす!とやっているところで急に気持ち悪くなってきた。おお、これはまずい。

お店の皆さんに挨拶もせずひとり店を出る。座るのがいいか、一刻でも早く帰るために歩くのがいいか、迷いながらよろよろと進む。

夫に電話し切れ切れに状況を伝えると、心配そうな声で「日陰で座ってて」と言われた。お寺の脇道の階段に座る。

少しすると、「母ちゃんどこ!?」と息子の声が聞こえてきた。自販機で買った冷たい水を抱えて、一所懸命にこちらへ走ってくる。

家まで帰れるくらいには回復したので、歩いて帰宅。私のためだけに供給されるクーラーと扇風機の風。脇には保冷剤。

息子はしばらく私のそばをウロウロして、「ここも冷やそうか?」「お水、飲む?」と声をかけてくれた。

わが家の男子は、ひとの体調不良を本気で心配できる人たちだ。私には欠けている部分。ありがたく思うと同時に、自分を顧みて「なんて薄情なやつだ」と思ったりもする。

しばらく昼寝をして、少し気温が下がった頃に投票へ行った。

夜、阿波踊りの練習から帰った息子に今日のお礼を伝える。「どれくらい助かった?」と息子。

「すんっごい助かったよ。せいちゃんはお母ちゃんを助けたいの?」「うん」

お母ちゃんもあなたを助けたいよ、と話し「大好きだから助け合うんだね〜」とハグをした。

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