藤井風のライブを観てきた。
昭和女子大学でのライブ以来、2年ぶりに見る風さんは一段と美しかった。濁りのない、美しい時間が流れていた。
スタジアムに吹く夜風を浴びながら、私は彼が持つ「世界へのまなざし」に魅力を感じるのかなぁ…とぼんやり考えた。
私が惹かれる人たちに共通している点はこれなんじゃないか?というのが最近の仮説。
世界を、人を、どう見ているか。どんな世界を望んでいるか。どんな人間でありたいと願っているのか。そのスタンスにグッと来るんじゃないのかなぁと。
終演後、混雑を避けるために遠回りをして帰った。どうにか新宿駅までたどり着き、最後はタクシーに乗る。
窓からは、賑やかに飲み歩く人たちが見える。その光景は分厚いフィルター越しのフィクションのようで、とても遠くに見えた。そして、「もうこの世界とはさよならだ」と思った。
社会人になってから、9年通った新宿。一度離れてしまえば、なんて異様な世界で生きていたんだろうと思う。
そう話すと、「夜が暗いまちに住みたいね」と夫が言った。
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