水曜は出社日。
いつもの窓際の席に座ろうと思っていたら、すでに人がいて一瞬フリーズ。どこ座ろう。
最近彼と喋ってないしな、と思い斜め前に座る。
「元気?」
「元気っす」
「私、来週で辞めるんだよねー」
「あ、聞きました」
「ばいばい!」
「かるっ」
後輩男子と話すのは気が楽だ。
人からの見られ方とか、この人本当はどう思ってるのかな、とかが気になるタイプだけど、彼らは例外。
表面に出ているそのまんまを受け取ればいいんだなという感じがするので、余計なことを考えずに話せる。
「そういえば、岡山行きたいみたいな話聞きましたよ」
それ、昨日別の人に話したばっかりのやつ。
お昼休みにかまどやで弁当を待ちながら、岡山・福岡あたりに引っ越すのはありかも、という話をしていたのだった。
「岡山駅より南側は素行が悪いっすよ。ぼく南側出身なんすけど」
あ、そうか。君は岡山の人だったね。
それならばと、地元民からの情報をしっかり収集。避けるべきエリアや、おすすめの小・中学校をメモして夫に送る。
「個人的には、神戸推しっすけどねー」と彼は言った。
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