赤い店

久しぶりに家族が揃う日。

息子を保育園に迎えに行き、「晩ご飯はどこかお店で食べようか」と話す。

中華がいい、と言うので近場の中華料理屋を検索。テラス席があって値段がお手頃なこの店にしよう。

まだ早い時間だし大丈夫だろうと思っていたけれど、すでに満席とのこと。人気なんだな。

「ごめんなさい〜せっかく来ていただいたのに〜」と、お兄さんお姉さんがとっても申し訳なさそうに言う。次回使えるサービス券をくれた。

じゃあ別の中華屋にするか、と歩いていると、ド派手な内装の店に目がとまる。赤い絨毯、壁には日本画、キラキラの什器。じっと見つめる息子。

「ここにする?」「うん」

味は大丈夫なんだろうかとやや心配しつつ、息子の好奇心を尊重して入店を決める。

「3人で。あとから一人来ます」

お姉さんに伝えると、奥のテーブル席を案内された。私は生ビール、息子は最近飲めるようになったコーラで乾杯。

「料理が見える席がよかった」と息子が呟いたので、店中央のカウンター席に移動。鉄板の前に立ち料理をするお姉さんは、きびきびしていて気持ちがいい。

夫も合流し、ひととおり食事を注文。ちゃんと美味しい。

「タクシー乗りたい」と言う息子をなだめ、ときどき抱っこしながら歩いて帰った。

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