ギリギリ、ハラハラ、イライラ

私はギリギリで行動するのが苦手だ。

電車が発車しそうであれば「次のにしよう」と思いゆっくり歩く。駆け込もうとしてドアに挟まれる自分を想像してしまうから。

「間に合うか、間に合わないか」のギリギリを攻めてハラハラするのも、間に合わなかった場合のイメージが脳内に広がるのも、本当に嫌なのだ。

今朝、野沢温泉で泊まっていたロッヂをチェックアウトし、バス停に向かおうというタイミングで息子のリュックがないことが発覚した。

私の記憶では、初日の夜に食事をしたお店にリュックを持って行っている。が、忘れちゃダメだぞ〜と私の中では注意をしていたので、帰るときに息子がリュックを背負うのを見届けた覚えがある。

その後は私の知る限りではリュックを持ち出していない。あるとしたら、夫と息子だけで出かけたときに忘れてきた説。

あんたの不注意のせいじゃないの!という夫への不満と、バスの出発時間が迫る中でのトラブル発生に、大人気なくイライラしてしまった。

「探してくるから先に行ってて」と言われ、息子と二人でバス停に向かう。Googleマップで所要時間を確認すると、普通のペースで歩いてもギリギリ間に合わないんじゃないか、と思った。ここでまたイライラ。

息子は、そんな様子の私と、リュックを探す父ちゃんを気にして不安そう。でも私には息子をケアする心の余裕がない。

「母ちゃん大好き」という息子の言葉にも(私が不機嫌なときに気を遣って言うことがある…)まともに応えられない。

結局リュックは見つかったし、バスにも間に合った。めでたしめでたし、なのだが、「良かったねぇ」と朗らかに考えることができない自分。

正反対の性格をしている夫と比べて「なんて器の小さい人間なんだ」と落ち込むこともあったけれど、なんかもうこれは変えようがない特性なんだろうな…と最近は思うようになった。

よって、今後もできる限り「ギリギリ」を避けて生きていくしかなさそうだ。

息子にはちゃんと謝りたかったので、「バス停に向かうとき、イライラしてごめんね。大好きって言ってくれたのにちゃんと応えられなくてごめんね」と伝えた。

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